DMと自動化
インスタの自動返信の設定方法【無料と外部ツール】
インスタの自動返信の設定方法を、標準のよくある質問、Meta Business Suiteの自動返信、コメントからDMを送る外部ツールまで整理。できること、できないこと、守るべきルールも説明します。
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このガイドの内容 · 9セクション
インスタの自動返信は、プロアカウントから始まる
インスタの自動返信が使えるのは、ビジネスまたはクリエイターのプロアカウントだけです。プロアカウントがあれば、自動で返事をする方法は3つあります。1つめはInstagram標準の「よくある質問」で、相手がチャットを始めたときに、最大4つの質問に自動で答えられます。2つめはMeta Business Suiteの自動返信(即時の返信や不在時のメッセージなど)です。3つめはMetaのメッセージAPIにつないだアプリで、DMのキーワード、投稿へのコメント、ストーリーズへの返信にまで自動で答えられます。
最初に見つかりやすい「保存済みの返信」(かつての「クイック返信」)は、自動返信ではありません。登録した文章をショートカットで呼び出せるだけで、送信は自分で押します。個人アカウントにはこれらのツールがないので、個人アカウントの場合は先にプロアカウントへ切り替えてください。切り替えは設定から無料でき、元にも戻せます。
| やりたいこと | 使うもの | 場所 | 自動で送られる? |
|---|---|---|---|
| 新規の相手の最初の質問に答える | よくある質問 | Instagramアプリのメッセージ内のツール | はい。相手が質問をタップしたとき |
| 届いたことをすぐ知らせる | 即時の返信 | Meta Business Suiteの受信トレイ、自動化 | はい |
| 戻る時間を知らせる | 不在時のメッセージ | Business Suiteの受信トレイにある自動化の設定 | はい。オンのあいだ |
| DMの「料金」などに答える | キーワード自動返信 | Business Suiteのカスタムキーワード、またはMetaのAPIを使うアプリ | はい |
| コメントした人全員にDMを送る | コメント→DM | MetaのAPIを使うアプリ | はい。コメント1件につき1回 |
| ストーリーズへの返信に答える | ストーリーズの自動化 | MetaのAPIを使うアプリ | はい |
| 長い返事を早く入力する | 保存済みの返信 | Instagramアプリ、Business Suiteの受信トレイ | いいえ。1通ずつ自分で送る |
Instagramアプリで「よくある質問」を設定する
これは標準の機能で、無料です。最大4つの質問と、それぞれの自動の答えを書きます。相手がチャットを開くと質問が表示され、タップするとその質問が相手のメッセージとして送られ、すぐにあなたの答えが返ります。メニュー名はバージョンで変わるので、以下は一例です。
- メッセージ画面を開きます。最近のバージョンでは、画面下のバーにあります。
- その他の操作から、ツールを開きます。
- ツールの中の「よくある質問」を開き、質問の表示をオンにします。
- 質問を追加します。お客様が尋ねる言葉のとおりに質問を書き、自動の返答を入れて保存します。
- 最大4つまで追加できます。あとで直すときは、質問をタップして編集または削除し、保存します。
ヒント:質問は、お客様が入力しそうな言い方で書きます。「東京へ配送できますか?」はタップされますが、「配送ポリシー」は誰も埋めたがらない入力欄のように見えます。
ツールの項目がない場合は、アプリを更新し、プロアカウントになっているかを確かめてください。Instagramはこれらのメニューをバージョンごとに動かしており、古いバージョンでは、よくある質問が、ほかのビジネスツールと同じ設定の中にありました。
Meta Business Suiteの即時の返信と不在時のメッセージ
InstagramアカウントがMeta Business Suiteにつながっていれば、その受信トレイの自動化で、Messengerだけでなく、Instagramのメッセージにも自動返信を設定できます。パソコンかアプリでBusiness Suiteを開き、受信トレイから自動化を選びます。日本語の画面での名称はバージョンで変わることがありますが、よく使われるのは次の4つです。
- 即時の返信(Instant reply):会話を始めた人への最初の自動返信です。お礼、手伝えること、人が返信する時間を伝えます。
- 不在時のメッセージ(Away message):不在に設定しているあいだ、または設定した時間外に送られます。「月曜10時に戻ります」のように、本当の戻り時間を書きます。
- よくある質問:チャットを開いたときにタップできる質問と、それぞれの答えです。
- カスタムキーワード:「料金」や「営業時間」のように、決めた言葉やフレーズがメッセージに含まれていたときの返信です。
Business Suiteの自動化は無料で、ほかのアプリも要りません。ただし、受信トレイに届くメッセージ向けです。リールのコメントやストーリーズへの返信のように、別の場所から始まるものや、何段階にもなる会話には、MetaのメッセージAPIにつないだアプリが使われます。
コメントに自動でDMを送る
「コメントで『資料』と送ってください」という投稿の裏側が、コメント→DMです。誰かがその言葉をコメントすると、アプリがコメントの下に公開で返信し、コメントした人にプライベートなメッセージを送ります。このメッセージは、Metaのプライベートリプライで、決まったルールがあります。
- コメント1件につき1通:1つのコメントに返信できるのは、1回のプライベートな返信だけです。
- 7日以内:コメントから7日以内に送ります。インスタライブ中のコメントには、ライブが続いているあいだだけ返信できます。
- 質問にする:相手が答えるまで、送れるのは最初の1通だけなので、「『はい』と返信してください。資料をお送りします」と返信を促します。
- 返信があるまで追加は不可:相手の返信で24時間のウィンドウが開き、そのあいだにリンク、ボタン、商品カードを送れます。
- 受信トレイかリクエスト:フォロワーのメッセージは受信トレイに、それ以外の人はメッセージリクエストに届きます。
- 回数の上限:Instagramが認めるのは、1アカウントあたり1時間に最大750件のプライベートな返信です。数千件のコメントが付いたリールは、すべてに返信するのに何時間もかかります。
ヒント:公開返信で、DMの行き先を伝えます。「送りました。フォローしていない方は、メッセージリクエストに届きます」。フォローしていない人ほど、届いていないと思いやすいからです。
キーワード返信とストーリーズへの返信
お店に届くDMの多くは、言い方が違う、いくつかの質問です。キーワード自動返信は、「料金」「営業時間」「メニュー」のように決めた言葉がメッセージに含まれるたびに答えます。相手のほうから先に送ってくれているので、答えには最初からリンクカードやボタンを付けられます。1通という制限は、コメントのあとのプライベートな返信にかかるもので、相手が先にメッセージを送ってきた場合には当てはまりません。
- 尋ね方の違いを網羅する。料金を知りたい人は「料金」「値段」「いくら」「価格」と書くかもしれないので、それぞれ登録します。
- どこにでも出る言葉は避ける。「こんにちは」や「ありがとう」に反応すると、人が見るべきメッセージにまで返信してしまいます。
- 公開前に、別のアカウントから試す。誤字も含めて確かめます。
ストーリーズへの返信にも同じ仕組みで答えられます(Instagramのみ)。「『プラン』と返信すると献立表をお送りします」というストーリーズなら、返信が来るたびに答えられ、自分のストーリーズでメンションしてくれた人にお礼のメッセージも送れます。Facebookページには、このようなストーリーズのトリガーはありません。
すべての自動返信が守るルール
Meta自身のツールも、そのAPI上に作られたアプリも、同じ制限の中で動きます。知っておけば、できないことを約束するツールを見分けられます。
| ルール | 意味すること |
|---|---|
| プロアカウントのみ | ビジネスとクリエイターのアカウント、そしてFacebookページが自動メッセージを使えます。個人アカウントは使えません。 |
| 相手の最後のメッセージから24時間 | 自動メッセージが届くのは、相手が最後に送ってから24時間以内です。相手が新しく送るたびに、時計は戻ります。 |
| ヒューマンエージェントタグ | 実際の人がサポートの質問に答える場合は、最長7日です。宣伝や自動返信には使えません。 |
| コメント1件に1通 | コメントから7日以内に1通で、相手が答えるまでそれ以上は送れないので、質問にします。 |
| 1時間に750件のプライベートな返信 | アカウントごとのInstagramの上限です。しっかりしたツールは、残りを破棄せずに順番待ちにします。 |
| 一斉DMは不可 | 公式のツールで、フォロワー全員や、連絡してきていない人にメッセージを送ることはできません。 |
ヒント:公式のアプリは、InstagramかFacebookのログイン画面から連携します。自動返信アプリが、アプリ独自の入力欄にInstagramのパスワードを求めてきたら、閉じてください。あなたになりすまして、Metaのルールの外で動くことになり、ペナルティは相手ではなく、あなたのアカウントに及びます。
気持ちよく受け取ってもらえる自動返信の書き方
- 自動であることを書く。冒頭に「自動返信です」とあれば、期待値が合い、人からの返信が遅れても許されやすくなります。
- 答えを先に。料金、営業時間、可否を最初の1行に書き、詳細はそのあとに続けます。
- 人につながる道を残す。最後に「『スタッフ』と返信いただければ、本日中に担当者が対応します」と添えます。
- 短くする。MetaのAPIで送るメッセージは、テキストが最大1,000バイトです。英字なら約1,000文字ですが、UTF-8で1文字3バイトのひらがな、カタカナ、漢字だけなら約333文字が目安で、絵文字が入るとさらに減ります。
- 二重返信を避ける。即時の返信とキーワード返信が1通に両方答えることがあるので、自分宛てに試して、お客様に何が届くかを確かめます。
- 月に一度、読み直す。自動の返信の中の料金、日付、リンクは、誰も見ていないあいだに古くなります。
国産ツールとの違い、DMFastの位置づけ
日本では、LINEとの連携を持つ国産ツールが多く使われています。ASPIC(一般社団法人 日本クラウド産業協会)の記事「Instagram DM自動返信ツール比較11選」(2026年9月11日更新、2026年10月23日に確認)は、BotBonnieをInstagram、LINE、Messengerなどのマルチチャネル対応、sikiapiをInstagramとLINEを統合管理するツールなどと紹介しています。LINEが主な連絡手段なら、そうしたツールを検討してください。
DMFastは、MetaのAPIの上に作られたツールのひとつです。Instagramのプロアカウントで、コメント→DM、DMのキーワード、ストーリーズへの返信とメンションに対応し、Facebookページのコメントとキーワードにも返信します。LINEには対応していません。コメントのあとの最初のDMは短いテキストで、リンクカードは相手が答えたあとに続きます。リンクだけ、宣伝だけのコメントは対象から外し、同じ人には、1つの自動返信につき1日1回だけ答えます。GrowthとBusinessのプランでは、キーワードで拾えない質問に、登録した事業の情報だけをもとに書くAI返信も使えます。
よくある質問
個人アカウントでも自動返信はできますか?
できません。よくある質問、保存済みの返信、Business Suiteの自動化、MetaのメッセージAPIは、いずれもプロアカウントだけが対象です。ビジネスまたはクリエイターへの切り替えは設定から無料で、あとで個人に戻すこともできます。
インスタで自動返信をしても規約違反になりませんか?
Meta自身のツールや、公式のメッセージAPIにつないだアプリを使い、24時間のウィンドウやコメント1件につき1通といったルールの範囲内なら問題ありません。パスワードでログインして、あなたになりすましてアプリを操作するボットは別で、Instagramの規約に反し、アカウントを危険にさらします。
コメントに自動で返信するには、どうすればいいですか?
コメント→DMに対応した、MetaのAPIにつなぐアプリを使います。投稿とキーワードを選ぶと、該当するコメントの下に返信し、コメントした人に7日以内にプライベートなメッセージを1通送ります。相手が答えるまでそれ以上は送れないので、そのメッセージで返信を促し、リンクは返信のあとに送ります。
自動返信が送られないのはなぜですか?
よくある原因は次のとおりです。アカウントがプロアカウントではない、別のアカウントにツールがつながっている、相手の最後のメッセージから24時間を過ぎた、コメントが7日より古い、そのコメントにすでに1回のプライベートな返信を送った。フォローしていない別のアカウントから試すと、見知らぬ人に何が届くかが分かります。
Facebookでも同じ自動返信は使えますか?
おおむね使えます。FacebookページにはMeta Business Suiteの自動応答があり、MetaのAPIにつなぐアプリで、Messengerのキーワードとページ投稿のコメントに、同じ24時間と7日のルールのもとで答えられます。ストーリーズの返信やフォロー確認は、Instagramだけです。
保存済みの返信は、自動返信と同じものですか?
いいえ。保存済みの返信は入力の手間を減らすもので、受信トレイにいる時間は減りません。チャットを開き、保存した答えを入れて、送信するのは自分です。自動返信は、ほかのことをしているあいだに送られます。