販売と収益化

インスタのDMで商品を売る方法と自動化

インスタのDMで商品を売る流れを、相手から話しかけてもらう仕組み、文面の例、支払いの注意、特定商取引法の確認先、Metaの送信制限まで順に説明します。

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このガイドの内容 · 9セクション

結論:相手から話しかけてもらい、支払い方法は1つに絞る

インスタのDMで商品を売るには、お客様のほうから会話を始めてもらい、早く返信し、最後に支払い方法を1つはっきり示します。公式のツールでは、知らない人へ一斉にDMを送ることはできないため、仕事は、DMの前にあります。見た人が尋ねたくなる投稿、リール、ストーリーズです。DMは、迷っている「たぶん」を、「はい」か「いいえ」に変える場所です。

オーダーメイドの注文、サイズや日程で料金が変わるもの、サービス、数量限定、「自分に合うか」が「カートに入れる」の前に来る商品に向いています。同じ安い商品を売るなら、普通の購入リンクのほうが、誰にとっても早いでしょう。

以下のツールを使うには、Instagramのプロアカウント(ビジネスまたはクリエイター)が必要です。個人アカウントでも手で会話はできますが、返信を自動化する公式のものは使えません。

DMでの販売は、どこから始まるか

Metaのメッセージのルールを見ると、販売が返信中心になる理由が分かります。Metaの開発者向け資料には、アプリがInstagramのユーザーからビジネスに送られたメッセージに返信できるのは24時間で、会話はお客様が先にメッセージを送ったときに始まる、とあります。フィード、投稿、ストーリーズなど、きっかけはどこでも構いません。よくあるきっかけは次のとおりです。

  • 投稿やリールへのコメント。「料金」や「サイズ」など、お願いした言葉が多いです。公開で返信し、プライベートな返信も送れます。
  • ストーリーズへの返信。「サイズ表がいりますか?」のような質問をして、一言で返事をもらうのに最も向いています。
  • ほかの人のストーリーズでのメンション。お礼を伝え、次の一歩を案内する、いいタイミングです。
  • プロフィールを見て、いきなり送られてくるDM。最も読めない入口ですが、早い返信の価値はあります。
  • 「予約はDMで」と書いたプロフィールや投稿から、直接受信トレイに届くキーワード。

コメント→DMは、事前に設定して寝ているあいだも動かせる唯一の経路なので、詳しく見る価値があります。Metaのプライベートリプライの資料には、コメントから7日以内に1通だけ、プライベートな返信を送れるとあります。インスタライブのコメントへは、配信中に送る必要があります。相手が答えたあとは、通常の会話になり、24時間のウィンドウが適用されます。

押し売りに見えない5つの手順

  1. 商品を使っている様子を見せる投稿をして、一言で答えられる質問をします。「『サイズ』とコメントしてください。サイズ表を送ります」は、「プロフィールのリンクから」よりも効果的です。
  2. コメントの下に返信して、ほかの人にも対応が早いと伝え、そのあとプライベートなメッセージを送ります。最初のメッセージは短く、質問で終えます。「さくらさん、ご質問ありがとうございます。色はどれをお考えですか?」
  3. 料金を伝える前に、必要なことを聞きます。用途と、いつまでに必要かの2つで十分です。
  4. おすすめは1つだけ、価格も1つだけ示します。6つの選択肢を並べると、返信が止まります。選びたければ、相手から聞いてきます。
  5. 最後に、次の行動を1つだけ示します。支払いのリンク、予約のリンク、振込先。支払ったあとに何が起き、いつ届くかも伝えます。

ヒント:最初のメッセージに、長い料金表を貼らないでください。「料金は?」と聞く人は、予算に合うか、人のように返信してくれるかを知りたいことが多いからです。質問に答えてから、こちらも1つ尋ねます。

DMで使える文面の例

良いDM販売は、チラシではなく、店員のように聞こえます。以下は型であって、そのまま使う台本ではありません。自分の言葉に直してください。価格の例は、税込の円で書いています。

状況うまくいく文面理由
「料金」とコメントされたさくらさん、ご質問ありがとうございます。サイズで料金が変わります。小と大のどちらをお考えですか?本当の疑問(どれがいくらか)に答えつつ、会話を続けられる
料金を伝えたあと、返事が止まったお急ぎでなければ、金曜日までお取り置きしましょうか?圧力を下げ、返信する理由を作る
海外発送の質問はい、多くの国に発送できます。送り先を教えていただければ、送料と日数を調べます。具体的な次の一歩が、規約の長文より効く
「高い」と言われたもっともです。小さいセットなら約半額(¥1,980)で、仕上げは同じです。ご覧になりますか?値引きではなく、本当の代案を出す
支払いが済んだ確認しました。ありがとうございます。明日発送して、追跡番号をこちらにお送りします。区切りがつき、「届いた?」という問い合わせが減る

安全に支払ってもらう、日本での確認事項

DMでは、カード番号、カードの写真、ワンタイムコードを聞いてはいけません。チャットは決済の仕組みではなく、詐欺師も同じ経路を使うので、お客様が警戒するのは当然です。自分で管理する購入ページのリンク、信頼できるサービスの支払い依頼、または普段使っている振込先を送ります。送料を含めた合計を、支払う前に伝えてください。DMFastでは決済は行いません。BASEやSTORES、Shopifyなどのショップ機能や、銀行振込など、手持ちの方法に案内してください。DMFastのストアはインド限定の機能で、日本向けには使えません。

日本では、ネットでの販売に特定商取引法が関わります。消費者庁の「特定商取引法ガイド」の「通信販売」のページ(2026年10月23日に確認)は、通信販売を、事業者が新聞、雑誌、インターネット等で広告し、郵便、電話等の通信手段により申込みを受ける取引、と説明しています。広告に表示する主な事項として、販売価格(送料も)、代金の支払時期と方法、商品の引渡時期、返品を含む契約の申込みの撤回や解除に関する事項、事業者の氏名(名称)、住所、電話番号などが挙げられています。このページはSNSには触れていません。DMでの販売や、投稿での紹介が当てはまるか、何を表示するかは、消費者庁のガイドで確認してください。法的助言ではありません。

やり取りは、チャットの中に文字で残しておきます。合意した内容、価格、お届け日です。トラブルになれば、そのスレッドが記録になります。多めに支払うと言って差額の返金を求める「買い手」は、危険信号として扱ってください。また、Metaには、何を売れるかのルールがあります。FacebookとInstagramで制限されている商品やサービスは、MetaのTransparency Centerに一覧があるので、医薬品や年齢制限のある商品など、規制のあるものを売る前に確認してください。税や消費者法は、このガイドでは扱いません。

Metaのメッセージ制限

これらの制限はDM販売のすべての流れに影響するので、あとで慌てずに、前提として計画してください。

  • 返信できるのは、相手の最後のメッセージから24時間以内です。それを過ぎると、相手がまた書くまで、公式のツールでは連絡できません。
  • コメントへのプライベートな返信は、7日以内で、1つのコメントに1通です。ライブのコメントは、配信中だけです。
  • Metaの開発者向け資料には、顧客のメッセージから7日後までアプリが返信できる「ヒューマンエージェント」タグがあるとされていますが、人が行うサポート用で、マーケティング用ではありません。
  • フォロワー全員に一度にメッセージを送る公式の方法はありません。そう主張するツールは疑ってください。
  • メッセージAPIが使えるのはプロアカウントだけです。Instagramのパスワードを求めるツールはAPIを使っていません。パスワードは自分だけで持ってください。

現実には、2日間返信のないお客様は、ウィンドウの外にいます。各チャットの最後のメッセージに、はっきりした質問や、商品の取り置きの提案を入れて、お客様に戻ってくる理由を作ってください。

自動化が役立つところと、止めるところ

自動化が得意なのは、最初の30秒です。サイズ表を送る、色を尋ねる、メールアドレスを集める、「営業時間は?」に答える、などです。交渉、クレーム、お客様が怒っている場面は苦手です。会話に判断が必要になったら、すぐに自分に引き継ぐ設定が良い設定です。

このサイトを公開しているDMFastは、コメント→DMの部分を担うツールのひとつです。コメントの下に返信し、最初のプライベートなメッセージをテキストで送り、相手が答えたあとにリンクやボタンを続けます。「料金」「営業時間」といったDMのキーワードに答えたり、スパムだけのコメントを除外したりもできます。どのツールを使うにしても、実際に何が送られるかを読み、公開する前に別のアカウントから試してください。

ヒント:最初の数人のお客様には、自分で、手で返信してください。みんなが聞く5つの質問が分かり、それが自動の答えになります。

DM販売でよくある失敗

  • 返信していない人への最初のメッセージにリンクを入れる。コメントへのプライベートな返信は、相手が答えるまで送れる唯一のメッセージで、リンクの羅列はどのみちスパムに見えます。
  • 1週間遅れで答える。7日の制限はありますが、買いたい気持ちは、その前に冷めます。
  • 尋ねる前に料金を伝える。先に2つ質問すると、料金が考え抜かれたものに感じられます。
  • 会話を流れに任せる。各チャットは、支払い、予約、または「今回は見送り」で終えます。
  • 注文を記録し忘れる。チャットは表計算ではありません。合意した注文を、検索できる場所に写してください。

よくある質問

セールのお知らせを、フォロワーにDMで送れますか?

公式のツールでは、一斉には送れません。セールを投稿し、コメントやキーワードのDMをお願いして、それに応えた人に返信するのが、できる形です。

DMで販売するのに、ビジネスアカウントは必要ですか?

手で会話するだけなら必要ありません。コメント→DMなどの自動化には必要で、Metaのメッセージとプライベートな返信のツールは、ビジネスとクリエイターのアカウント向けです。切り替え方はメニューが変わるので、ご自身のアプリで確認してください。

返信は、いつまでにすればよいですか?

通常のメッセージは、Metaの資料で、お客様の最後のメッセージから24時間以内です。コメントへのプライベートな返信は、コメントから7日以内で、ライブのコメントは配信中だけです。

チャットの中で支払いを受けても安全ですか?

信頼できる方法の支払いリンクか、振込先を送り、DMでカード番号やコードを聞くのは避けてください。合計金額を文字で確認し、スレッドを残します。多めに払って差額の返金を求める人には注意してください。日本では特定商取引法の確認も必要になることがあります。

DMの返信は自動化したほうがよいですか?

サイズ表の送付や、絞り込みの質問のような、繰り返す最初の一歩は自動化し、感情的なことや複雑なことは自分で答えてください。別のアカウントから試し、すべてのメッセージが自分の言葉に聞こえるかを確かめます。

出典

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