フォロワー増加とエンゲージメント

インスタのプレゼント企画のやり方と景表法

インスタのプレゼント企画のやり方を、賞品の選び方、規約、応募方法、抽選から当選連絡まで説明。Instagramのガイドラインと、景品表示法の確認先も紹介します。

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このガイドの内容 · 11セクション

インスタのプレゼント企画の全体の流れ

インスタのプレゼント企画(キャンペーン)をやるときは、まず何を達成したいのかを決め、狙う人が本当に使いたい賞品を選び、短い応募規約を書きます。応募方法は3つ以内にして投稿し、期限どおりに締め切り、有効な応募から無作為に選んで、規約に合う人かを確かめ、自分のアカウントから連絡して、結果を公開で発表します。

Instagramは、どのアカウントにもプレゼント企画を認めていますが、運営は手伝いません。プロモーションのガイドラインは、適法に実施する責任を企画した人に負わせ、すべての企画に2つの記載を求めています。日本では、それに加えて景品表示法の確認が必要になることがあります。順番は次のとおりです。

  1. 目標を1つ決める:ターゲットに合うフォロワー、メールリスト、新商品の認知、お客様の写真のいずれか。
  2. 狙う人が欲しがる賞品を選び、応募できる人を決める前に、配送費を調べる。
  3. 応募方法と締め切りを決める。日時はタイムゾーンつきで。
  4. 応募規約とキャプションを書く。Instagramの免責と、後援でない旨の記載を入れる。
  5. 投稿してコメントをピン留めし、ストーリーズで告知する。
  6. 期限どおりに締め切り、重複、ボット、資格のない人を外す。
  7. 無作為に抽選して記録し、補欠も順番に決める。
  8. 当選者に連絡し、結果を発表して賞品を届け、変化を測る。

何のための企画かを先に決める

目標によって応募方法が決まり、応募方法によって集まる人が決まります。フォロワーを増やす企画と、メールを集める企画は別物で、1つの投稿ですべてを狙うと、手順が多くなって、途中でやめる人が増えます。

目標合う応募方法終わってから確認すること
ターゲットに合うフォロワーアカウントをフォローし、テーマについての質問にコメントで答える増えたフォロワーが1か月後も残っている数
メールリスト言葉をコメントし、DMでメールアドレスを送る集まったアドレスの数と、最初のメールの開封数
新商品の認知コメントする。任意でストーリーズでシェアするフォロワー以外へのリーチ
お客様の写真商品を写した写真を、専用ハッシュタグで投稿する持ち主の許可を得て再利用できる応募の数
常連へのお礼どの商品を選ぶかをコメントする。誰でも参加できる既存のお客様からのコメントと、挙がった商品の売上

目標は数字で書いておきます。例えば「30日後も残る新規フォロワー300人」。最後に、賞品が費用に見合ったかを判断するのに使います。

将来のお客様が欲しい賞品を選ぶ

現金、新しいスマホ、大手ネットショップのギフト券のような誰もが欲しがる賞品は、プレゼント企画を毎週渡り歩いて、あなたの投稿を二度と見ない人まで集めます。自分の客層だけが欲しがる賞品なら、応募の質を自然に絞れます。陶芸教室なら、週末のろくろ体験で、陶芸をしたい人が集まります。無料のスマホなら、無料のスマホが欲しい人が集まります。

  • ショップなら、自社の商品かセットがいちばんです。応募者が売り物をはっきり見られ、当選者が買い足すかもしれません。
  • コーチ、フォトグラファー、美容室なら、1回分のセッションが賞品にできます。当選者が使えるかを確かめます。近くにいる人に限定する場合もあります。
  • 客層が重なる別の事業者(花屋とカフェなど)との共同賞品は、両方のプロフィールに載るコラボ投稿にすると、双方のフォロワーに届きます。
  • 賞品の価値と、送料込みかを書きます。「4,000円相当(税込)のギフトセット、日本全国送料無料」と書けば、聞かれる前に多くの疑問に答えられます。

ヒント:応募できる国を決める前に、送料を調べます。海外へ1つ送ると、賞品より高くつくことがあります。応募が始まってからルールを変えるのは、不公平に見えます。

Instagramのプロモーションガイドラインが求めること

Instagramのプロモーションガイドライン(Promotion Guidelines)は短いものです。Instagramでプレゼント企画、コンテスト、懸賞を行う場合、それを適法に実施する責任があり、これには次のことが含まれます。

  • 自分で書いて公開する公式ルール。
  • 年齢や、応募できる国や地域などの、提供条件と応募資格。
  • 企画と、すべての賞品に適用される法令を守ること。
  • 正直なタグ付け。コンテンツに不正確なタグを付けたり、応募者にそれを促したりしてはいけません。Instagramの例は、写っていない写真に自分をタグ付けさせることです。
  • 応募者それぞれによる、Instagramの完全な免責。
  • Instagramが、その企画を後援、承認、運営しておらず、関係もないという確認の記載。

Instagramは、企画の運営を手伝わないとも書いています。応募者のコンテンツを使うのに許可が必要か、どう得るかについても助言できません。Instagramで企画を行う場合は、自己責任です。

ヒント:免責と後援でない旨の記載は、多くの企画で抜けています。キャプションの末尾に付けられる文面の例です。「本企画は、Instagramの後援、承認、運営を受けたものではなく、Instagramとは関係がありません。応募者は、本企画についてInstagramを免責するものとします。」完全な規約にも繰り返します。

日本の景品表示法を確認する

InstagramのガイドラインはAPIや法律の代わりではなく、法律の上に乗るものです。日本では、景品表示法(景表法)が、景品類の提供を規制しています。消費者庁のページ「景品規制の概要」(2026年10月23日に確認)は、景品類を、顧客を誘引する手段として、事業者が自己の供給する商品やサービスの取引に付随して提供する、物品、金銭その他の経済上の利益と説明しています。規制の種類として、一般懸賞、共同懸賞、総付景品が挙げられ、限度額を超える過大な景品類には、消費者庁長官が制限や禁止を行えると書かれています。

同じページには、オープン懸賞は規制の上限の対象外として紹介されています。ページでは、企画を広く告知していること、商品やサービスの購入や来店を条件としていないこと、はがきやウェブサイト、メールなどで申し込めること、抽選であることが条件として説明されています。ただし、このページはSNSのキャンペーンには触れていません。自分の企画がどの区分に当たるか、上限がいくらになるかは、具体的な数字も含めて、消費者庁の最新のページで確認してください。この記事には金額を書きません。

  • 購入や来店を応募条件にするかを、先に決めます。条件にする企画は、景品規制の上限の対象になる可能性があります。
  • 迷ったら、消費者庁の「景品表示法に関する情報提供・相談の受付窓口」などで確認してください。これは法的助言ではありません。
  • 企画を請け負うときや、他社の商品を賞品にするときは、規約に主催者の名前と連絡先を書いておくと、応募者も安心です。

Facebookページにも投稿する場合

MetaのFacebookのページ・グループ・イベント向けポリシーも、似た条件を定めています。法令の遵守、公式ルール、提供条件と応募資格、応募者によるMetaの免責と、Metaが後援、承認、運営せず関係もないことの確認です。さらに、企画で、他の人のシェア、再投稿、タグ付けを必須にしたり、それを促したりしてはいけないとあります。Instagramでよく見る「友だち2人をタグ付けして応募」は、Facebook版には載せられません。

最後までやってもらえる応募方法にする

手順が1つ増えるごとに応募者は減り、最後の確認の手間も増えます。2〜3個で十分です。よく使う手順と、得られるもの、注意点です。

応募方法得られるもの注意点
言葉をコメントするか、質問に答える数えやすく、答えから人の関心が分かるボットや重複コメント。1人1口と明記する
アカウントをフォローする狙っていた層が集まる当選発表後に外す人もいる。抽選前にフォローを確認する
友だちをコメントでメンションする口コミで広がる1コメントにつき1人までに。Facebookでは必須にも報酬にもできない
投稿をストーリーズでシェアする自分のフォロワー以外へのリーチストーリーズは24時間で消える。メンションをお願いするとDMで把握できる
ハッシュタグ付きで写真を投稿する再利用できる元の写真非公開アカウントの投稿はハッシュタグのページに出ない。再利用には持ち主の許可が必要
商品を購入する企画中の売上購入が条件になると、景品規制の対象になる可能性がある。無料の参加方法を用意するか、やめる

友だちをメンションするたびに追加の抽選権が増える「ボーナス応募」は、コメント数を増やし、コメント欄がタグで埋まります。付けるなら上限を決め、数え方を書いておきます。必ず質問されるからです。

キャプションと応募規約を書く

キャプションは、人が流し読みするバージョンです。応募規約は、質問されたときに指し示すバージョンです。キャプションには、応募する人が動くために必要なことだけを書きます。

  • 賞品。1枚目の画像か、リールの最初の数秒で見えるように。
  • 応募方法。人が行う順に番号を付けます。
  • 締め切り。日付、時刻、タイムゾーンを入れ、「2026年11月15日(日)21:00(日本時間)」のように。「日曜まで」だけでは足りません。
  • 応募できる人。最低年齢と、国や地域。
  • 当選者をいつ、どう選び、どう発表するか。
  • Instagramの免責と後援でない旨の記載、完全な規約の場所。
  • 当選者に連絡するアカウントと、お金やパスワードは絶対に求めないという約束。

完全な規約は、ウェブページや共有ドキュメントに置いて、プロフィールのリンクから案内します。キャプションにないことを足します。1人1口、失格になる条件、当選者が返信する期限と、過ぎたら選び直すこと、賞品を現金に替えられるか、集めたメールアドレスの扱い、企画を行う事業者の名前です。個人情報を集めるなら、利用目的も書いておきます。

ヒント:キャプションやコメントに入れたURLはタップできないため、「詳しい規約:プロフィールのリンクから」と書き、賞品を届け終わるまで、そのリンクを残します。

応募期間中にやること

  • 締め切り時刻と規約の場所を繰り返すコメントを、ピン留めします。Instagramは、投稿に最大3つのコメントをピン留めできます。
  • コメント欄の質問に、その場で答えます。見える形で返事をすれば、新しく来た人に、本当の企画で、誰かが運営していることが伝わります。
  • ストーリーズに、締め切り時刻にカウントダウンスタンプを付けて共有します。見た人が通知を設定できます。
  • スパムを非表示や削除にし、リンクだけを投稿するアカウントをブロックします。
  • アカウントのコピーに気を付けます。そっくりなプロフィールが応募者にDMして、「当選しました」と言い、送料、カード情報、ログインコードを求める手口があります。「当選連絡は本物のアカウントからだけ」とストーリーズで告知し、偽物はなりすましとして報告します。

応募を自動で確認する

応募が、言葉をコメントすることなら、コメント→DMのツールで、応募を非公開で確認できます。DMFastでは、「応募」とコメントした人に短い公開返信とDMが届き、DMは返信を促します。Instagramが、相手が答えるまで認める返信は、その1通だけだからです。返信があれば規約を続けて送れ、「フォロワーのみに送る」(Instagramのみ、Pro以上)をオンにすると、先にフォローの確認が行われます。リンクだけのコメントはスパムとして除外し、何回コメントしても、DMは1日1回です。DMでメールアドレスも尋ねるなら、リストはCSVでエクスポートでき、そこから抽選できます。

どのツールも、Metaの制限の中で動きます。コメントごとに1回のプライベートな返信、コメントから7日以内、Instagramアカウントごとに1時間に最大750件です。自動メッセージが届くのは、相手の最後のメッセージから24時間以内なので、応募から何日もたった当選者には、自分で入力したメッセージを送ってください。

締め切って、公平に当選者を選ぶ

決めた締め切り時刻でカウントを止めます。コメントが続いて届いてもです。時刻とコメント数を記録し、固定したリストで作業します。コメントが数百件なら、ユーザー名を手でスプレッドシートにコピーできます。それ以上なら、InstagramかFacebook自身のログイン画面から連携するコメント抽選ツールを使います。Instagramのパスワードを、ツール独自の入力欄に求めるものは使わないでください。

  1. 1行に応募者1人を入れます。重複は、Googleスプレッドシートなら「データ」「データクリーンアップ」「重複を削除」、Excelなら「データ」「重複の削除」で取り除きます。
  2. 規約で除外した人を削除します。スタッフや家族、対象地域外の人、明らかなボットやスパムのアカウントなどです。
  3. フォローが条件なら確認します。少なくとも当選者と補欠は確認します。
  4. 行に番号を付けて抽選します。=RANDBETWEEN(1, 412) は、GoogleスプレッドシートでもExcelでも、1から412の整数を無作為に返します。
  5. 抽選しているところを画面録画し、補欠2〜3人もその場で順番に決めます。
  6. 連絡する前に、当選者のプロフィールを開き、規約に合うか確かめます。

ヒント:RANDBETWEENは、ほかのセルに入力するなど、シートが再計算されるたびに新しい数字を出します。結果が出たらすぐスクリーンショットを撮るか、値として貼り付けます。そうしないと、当選者が変わった理由を説明することになります。

当選者と全員への連絡、企画の効果の測り方

当選者へは、メインのアカウントから連絡します。フォローしていない人だと、メッセージリクエストに届いて見落とされやすいので、告知で「当選者の方にご連絡しました」と書いておきます。賞品を届けるために必要なこと(氏名や住所など)だけを尋ね、規約にある返信期限を伝えます。

  • 当選者に、お金を払うよう求めてはいけません。送料もです。偽アカウントがやることであり、本物のメッセージまで偽物に見えてしまいます。
  • 結果は、ストーリーズと企画の投稿へのコメントで発表し、応募者が、あなたからの発表だと分かるようにします。
  • 当選者の名前を公開するのは、規約でそう書いた場合だけにします。タグ付けを望まない人もいます。
  • 期限までに返信がなければ、最初の補欠に移り、それを公開で伝えます。
  • 画面録画と応募リストは、結果に疑問を持たれたときのために、数か月保管します。
  • 応募者全員にお礼を。ストーリーズで少額の割引コードを配ると、一部の人がお客様に変わります。

書いておいた目標に戻ります。フォロワー数はいちばん目立つ数字ですが、企画を実際より良く見せます。当選発表の直後に離れる人がいるからです。重要なのは、1か月後の数字です。

  • フォロワー:前日、締め切りの日、30日後の数。
  • エンゲージメント:通常の次の5投稿の、いいね、コメント、保存、シェアを、企画前の5投稿と比べます。
  • リード:集めたメールアドレスの数と、そのうち送ったメールを開く人の数。
  • 売上:企画で配ったコードを使った注文と、賞品そのものの注文。
  • 費用:賞品、配送、あなたの時間を、残ったフォロワーやリードの数で割ります。

企画の投稿は、普段よりずっと多くのコメントを集めるので、通常のエンゲージメント率を出すときは除いてください。そうしないと、翌月が通常に戻っただけなのに、急落したように見えます。

よくある質問

インスタでプレゼント企画をするのは合法ですか?

Instagramは、プロモーションのガイドラインを守る限り企画を認めており、公式ルール、応募資格、適用される法令を守る責任は主催者にあります。日本では、景品表示法の確認が必要になることがあります。購入などを条件にするかどうかで、扱いが変わる可能性があります。消費者庁のページで、最新の内容を確認してください。

フォローを応募条件にしてもよいですか?

Instagramのプロモーションのガイドラインは、フォローの条件には触れていません。公式ルール、応募資格、Instagramの免責、正直なタグ付けを扱っています。フォローを求める企画は多くあります。規約に書き、当選者の発表前に、本当にフォローしているかを確認してください。

「友だちをタグ付けして応募」は許されますか?

Instagramでは、コメントで友だちをメンションするのはよくあることで、ガイドラインが禁じているのは、写っていない写真に自分をタグ付けさせるような、不正確なタグ付けです。FacebookページへのMetaのポリシーはより厳しく、他の人のタグ付け、シェア、再投稿を必須にしたり、促したりしてはいけません。

プレゼント企画にビジネスアカウントは必要ですか?

必要ありません。どのアカウントでも、プロモーションのガイドラインを守れば投稿できます。ただし、プロアカウントなら、効果を測るためのインサイトが充実しており、コメント→DMのように、MetaのメッセージAPIを使うツールはプロアカウントでしか使えません。

インスタのプレゼント企画は、何日間やればよいですか?

Instagramは、期間を決めていません。たまにしかアプリを開かないフォロワーにも見てもらえて、期限として意識される長さなので、多くのアカウントには1週間が向きます。何日にするにしても、正確な締め切りの時刻とタイムゾーンをキャプションに入れて、守ってください。

当選のDMが本物か偽物か、応募者はどう見分けますか?

本物は、企画をしたアカウントから、公開の発表のあとに届きます。偽物は、少し違うユーザー名のコピーから届き、送料、カード情報、ログインコード、知らないリンクのタップなどを求めます。キャプションにそう書いておき、コピーはなりすましとしてInstagramに報告してください。

出典

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